高齢者の気持ち②

 今のお客様に、新事業のお知らせと新システムへの切り替えご案内に回っています。

その中で、こんなご依頼がありました。

「お宅のエリア外なんだけど、お買い物にとても困っている地域があるので、行ってもらえないかしら?」

 その地域は大型スーパーが出来て、小さなスーパーがなくなり、コンビニも撤退しました。車を運転できる方にとってはなんの不便も変化ありませんが、徒歩圏内で買い物できない高齢の方には週に数回の地元朝市だけが頼りとなっているそうです。

 

 ということで、昨日、朝市を見に行ってきました。

 地元高齢者の頼りの朝市ですが、夏野菜から冬野菜へと切り替わる端境期、地元産だけでは品揃えが不足しています。

また、野菜以外の肉・魚・日配品などがないため、ここだけで食生活を維持していくことは困難です。

 

 買い物されている80歳の方に、僕の妻がそれとなく声を掛けて聞きました。

自転車で、ここから2.5km離れたスーパーまで買い物に行くそうです。

「子供らも仕事をしているから頼むの悪いと思ってなあ・・・。買い物が自分の仕事やと思うて頑張ってんねん。」

 

 この世代の方達は、戦争を体験し、飢えと貧困を乗り越えてきただけあって、とても我慢強いです。人に迷惑を掛けるのを「申し訳ない」と思ってしまう。「自分が我慢すればいい」、「仕方がない」と思っている人達。主張しない人達。モンスターペアレントやクレーマーが多い世代とは明らかに違います。

 

 買い物難民問題は結構深いです。買い物だけの事でなく、放っておくと生活の質や心身にも影響を与える問題だと、最近になってようやく注目され始めました。