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愚直で行こう。

 日本理化学工業・大山会長の本を読みました。

 僕が社会企業家に憧れるキッカケとなった会社の一つです。

「日本一温かい会社」とか「日本一大切にしたい会社」と呼ばれています。

 

 周利槃特(しゅり・はんどく)という釈迦の弟子の話が印象的でした。

彼は聡明な双子の兄と比べ、自分の名前すらすぐに忘れる、出来の悪い弟子だったそうです。

皆から蔑まれ、兄からも見放され、途方に暮れているとき、釈迦は「お前にしかできないことがある」と伝え、ただひたすら掃除をしながら悟りを開き、ついには10大弟子の一人にまで選ばれたという話です。

 

 掃除は誰でも出来そうな事ですが、それをひたすら貫き通すことは誰にも出来ません。

 

 今日、お客様のところへ、いつもより15分ほど遅れて行くと、「友達を連れてきて、30分ほど前から待っていた。でも待ちくたびれて帰ってしまった。」と言われました。お客様の顔を立てることが出来なかった事が申し訳なかったです。15分遅れた理由は完全な僕の油断です。「このあと時間が空くから遅れて間を詰めよう」と自己勝手な判断をしてしまったからです。

 このほかにも、最近はお客様が増えて、効率よく回ることばかり頭にあって、4回行っても買ってもらえないお客様へはスルーしたりしていました。

 

 買って頂いているお客様は、「くるみーるがないと困る」という方はほとんどいません。みんな、「買ってあげよう」という気持ちで買って頂いている方ばかりです。

 この方々はなぜ「くるーみる」で買ってあげようと思ってくださるのか?

良い商品を集めているから?

陳列をキレイにしてるから?

セールで安くしてるから?

 

そんなんで人の心は動かない。

 

もっと大切な「愚直に誠実に、約束を守る、時間を守る」が疎かになっていたかな・・・。